鳥取県
鳥取県ため池監視システム導入推進事業
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Braveridgeの「ため池管理システム」が、鳥取県の「鳥取県ため池監視システム導入推進事業」に採用され、2022年度は、鳥取県下4市町25ヵ所に設置、2023年4月より運用開始されました。
さらに、2023年度には18ヵ所に追加設置。現在まで合計43ヵ所に設置されています。
鳥取県ため池監視システム導入推進事業
鳥取県は、決壊により下流住民等に影響を及ぼす危険のある防災重点農業用ため池を対象に、異常気象時等の遠隔監視による安全確保及び避難体制強化を図るため、「鳥取県ため池監視システム導入推進事業」として、2022年度から2024年度まで、遠隔でため池の情報が得られる監視カメラや水位センサーの集中的設置に取り組んでいます。
この防災重点農業用ため池に設置する監視カメラ・水位計等の監視装置として、Braveridgeの「ため池管理システム」が採用されました。
2022年度は、鳥取市 3ヵ所、湯梨浜町 3ヵ所、北栄町 13ヵ所、伯耆町 6ヵ所の合計 25ヵ所にシステム設置を完了、2023年4月1日からシステム運用を開始しています。
本システムの活用により、今後、異常気象時の迅速な避難実施や、各地域の防災体制構築が期待されています。
さらに、2023年度には、鳥取市 13ヵ所、伯耆町 4ヵ所、湯梨浜町 1ヵ所の合計 18ヵ所に設置。
鳥取県における現在までの設置数は、鳥取市 16ヵ所、北栄町 13ヵ所、伯耆町 10ヵ所、湯梨浜町 4ヵ所の合計 43ヵ所となっています。
Braveridge ため池管理システム
Braveridgeが得意とする超低消費電力無線通信技術を活用、電池駆動で全ての機器を無線化し、外部電源や配線工事を不要として設置性を高めた、遠隔監視を実現する『ため池管理システム』です。水位を監視する水位センサーと画像で現場を確認できるカメラ、それらのデータを集約し送信するソーラー駆動のルーターで構成されており、これらのセンサーデータやカメラ画像によって現場の状況をインターネット経由で確認することができます。
鳥取県の採用においては、個々のため池におけるさまざまな環境下での設置条件に対応すべく無線技術を駆使するなど「観測局の設置性の高さ」や「運用のしやすさ」、「低コスト」、「セキュアな通信」を実現し、高い評価をいただきました。
鳥取県への設置に際して機器構成をカスタマイズ
Braveridgeの「ため池管理システム」は、水位センサーやオプションのカメラなどの機器の追加、各機器への電源ユニットの変更・追加などのカスタマイズを簡単に行うことができます。
今回、鳥取県に設置したシステムは、「ため池管理システム」標準仕様の「ソーラーパネル一体型ルーター」と「Bluetooth®水位センサー」のセットに以下を追加しています。
- オプション「Bluetooth®カメラ」追加
- Bluetooth®カメラの電源ユニットを標準の「拡張バッテリー(小)」からオプションの「拡張バッテリー(大)」に変更、Bluetooth®水位センサーにオプション「拡張バッテリー(小)」を追加、これにより両機器ともに5年間電池交換不要
●マップ画面
●監視カメラ画像
●ため池水位グラフ
拡張がかんたんな「PILEz」ユニットで構成
これらの機器の拡張が簡単にできるのは、「ため池管理システム」の機器がユニット化された「PILEz」で構成されているから。
PILEzユニットで構成されたIoTセンサー機器は、機器の用途や利用条件、利用環境などに応じて、こうした拡張がかんたんにできるのが大きな特長です。
その他にも、屋外で利用されるIoT機器として求められる、以下の特長を備えた「完成品」です。
- 現場での配線作業が不要な無線通信
- 電源不要な電池駆動
- 防水仕様
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