Braveridge Monitoring Service
ため池管理システム
防災重点ため池をはじめとするため池の監視体制整備に
九州北部豪雨や西日本豪雨では、多くのため池が決壊し、甚大な被害が発生しました。近年頻発している豪雨災害を踏まえ、国では『防災重点ため池』の選定基準の見直しが行われ、ため池対策のあり方が大きく変わっています。各自治体では、水位計設置を含め監視体制の整備が急務となっており、多くのため池に設置するためには低価格で設置性のよい「ため池管理システム」が求められています。
Braveridgeでは、これらの問題解決を図るため、当社の強みであるIoT無線通信技術、電池駆動が可能な低消費電力のBluetooth®︎LEと、広域通信が可能な携帯回線(LTE)を組み合わせ、さらに量産設計技術を活かして機器を小型軽量化し設置性を高めた「ため池管理システム」を商品化しました。
IoT水位センサーとIoTカメラでため池を遠隔監視
●Webアプリで水位と画像を確認、メールやLINEで通知
●取得した水位情報はグラフと数値で直感的に把握
●PCやスマートフォンから遠隔操作でカメラ撮影
●総合管理画面では、複数のため池を一括して管理可能
機器も設置もランニングも圧倒的な低コスト
無線通信・電池駆動・防水
●さまざまな設置環境に応じて最適な設置が可能
カメラは洪水吐を確認できる場所に設置、水位センサーは施工しやすい斜樋周辺に配置するのが理想ですが、それらの箇所は日陰であることも少なくありません。 Braveridgeの『ため池管理システム』では、カメラ、水位センサーがそれぞれ電池駆動かつ無線化されているため、ソーラーパネル一体型ルーターのみ日なたへ設置し、カメラと水位センサーは要件を満たす最適な場所へ配置することができます。
●複数箇所へのカメラ設置も可能
●水位センサー、カメラは、5年間電池交換不要
●製品本体には、耐衝撃性や耐候性に優れるポリカーボネートを使用
豊富な導入実績
30自治体/管理団体、100ヵ所以上に設置・運用開始済み
例1) 鳥取県4市町25ヵ所
例2) 福岡県北九州市29ヵ所
『ため池管理システムを使用して』
牧の池水利管理組合 役員 木村 和彦 様
設置した牧の池ため池は、約270haの水田を賄うために作られたため池です。昭和20年に完成し、これまでに幾度か改修工事が行われてきました。しかしながら近年の豪雨に対しては、水量を管理することが非常に厳しい状況があります。田植えから約3カ月間、役員が管理しているわけですが、このシステムを使用することで即座に水量が把握でき、豪雨が予測される場合は、取り入れ口を閉鎖、また事前に放水するなどの対応が容易にできました。また、監視カメラを洪水吐に設置する事により、流木やゴミなどが流れ着いていないかを現地に行かずに確認することができ、便利で安心でした。
私たちの町も農家人口は減少しています。しかしながらため池は維持・管理していかなければなりません。農家以外の方々からも、ため池の管理は、どの様になされているのか・豪雨の水量は大丈夫ですか等、問い合わせが多くなりました。その時には、スマホの管理システムを見せて、現状を教え了解を得ています。
災害が発生するような豪雨のさなか、ため池に出向いて現地を確認する事は非常に危険を伴うものでありましたが、今年は、行かずに済みました。危険を避ける意味でも、ため池管理システムを設置して正解でした。
製品仕様
製品 | ソーラーパネル一体型ルーター |
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本体サイズ | W200 x L374 x T289 mm(ソーラーパネル) ※通信部除く |
本体重量 | 約3.7kg |
防水 | IPX5相当 |
無線 | LTE、Bluetooth®︎5.0 Long-Range |
太陽電池モジュール(ソーラーパネル) | 最大動作電力6W |
使用電池 | リチウムセラミック電池 |
動作温度範囲 | -10〜50℃ |
製品 | Bluetooth®︎水位センサー |
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本体サイズ | 通信ユニット:φ77 x H149 mm 水位センサー部:φ34 x H67 mm |
ケーブル長 | 10m |
本体重量 | 約920g |
防水 | 通信ユニット:IPX5相当、水中センサー部:水深10m |
無線 | Bluetooth®︎5.0 Long-Range |
測定範囲 | 水深0〜10m |
測定方式 | 水圧測定式 |
測定精度 | ±0.3%FS以内 |
電池寿命 | 約5年間(1回/5分ごとのデータ送信として) |
動作温度範囲 | -10〜50℃(水が凍結状態での使用不可) |
寒冷地使用 | 非対応 |
製品 | Bluetooth®︎カメラ |
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本体サイズ | φ77 x H183 mm ※取付ブラケット除く |
本体重量 | 約610g |
防水 | IPX5相当 |
無線 | Bluetooth®︎5.0 Long-Range |
解像度 | VGA |
電池寿命 | 約5年間(静止画VGA画質、3回/日撮影として) |
夜間撮影 | 約2~3m(フラッシュ撮影モード) |
動作温度範囲 | -10〜50℃ |
ため池管理システム システム構成
製品カタログ
カタログページへ設置工事例
工事内容は現場の諸条件により異なります。
構成機器
●ソーラーパネル一体型ルーター
●Bluetooth®︎水位センサー
●Bluetooth®︎カメラ(オプション)
圧倒的低価格のリモートため池管理
Braveridge Monitoring Service
Braveridge Monitoring Service(ブレイブリッジ・モニタリング・サービス)とは、Braveridgeが持つ無線デバイスや無線通信設計技術、最新のIoTプラットフォーム「BraveGATE」、直感的な操作を可能にするWeb技術、そして自社工場での量産技術、それらノウハウを活用して展開する革新的なIoTサービスです。