株式会社Braveridge(以下 Braveridge)は、外付けマイコンからの制御で、簡単に安定したセルラーIoTを実現できる『BraveLINK(ブレイブリンク)』を開発、2021年12月3日に発表しました。
また、2021年12月9日に加賀デバイス株式会社(以下 加賀デバイス)が開催するWebinarにおいて、『BraveLINK』についてBraveridge代表取締役社長 小橋泰成が講演いたします。
■背景:セルラーIoTシステム構築に伴う「ネットワークエラー」と困難な開発
既存のセルラー回線網をそのまま活用してIoTに利用できるLTE-Mは、IoTにおける今後の主流の通信方式として大きく期待されています。しかし、LTEを使ったセルラーIoTシステム開発では、各種の不規則な「ネットワークエラー」に直面し、解決できずに量産化を断念するケースが多々あります。最大の問題は、通信キャリア認証済みのLTE/LTE-Mの通信モジュールを使用しても、通信の実用的信頼性を達成できないという現実です。通信モジュールの勝手な再起動やリセット現象、基地局との通信エラー、異なる地域の基地局で発生する通信エラーなど、さまざまな不規則「ネットワークエラー」の原因究明と分析は困難を極め、デバッグと解決には数年を要すると言われています。
Braveridgeは、これらの不規則な『ネットワークエラー』の問題を完全に解決し、『BraveLINK』としてライブラリ化しました。
■高信頼性のセルラーIoTを簡単に実現する『BraveLINK』ソフトウェアライブラリ
『BraveLINK』ソフトウェアライブラリは、Nordic Semiconductor(OSE:NOD、以下Nordic)の最新セルラーIoTモジュール『nRF9160』用に開発されています。これとセルラーIoTネットワークサービス『BraveGATE(ブレイブゲイト)』との組合せで、不規則な『ネットワークエラー』を全て解決しました。
セルラーIoTデバイスの開発者は、セルラーIoTモジュール『nRF9160』にBraveridgeが提供する『BraveLINK』ソフトウェアライブラリを書き込むだけで、『nRF9160』をUARTモデムモジュールとして使用できます。このモジュールはユーザーが選定したマイコンで簡単に制御可能です。『nRF9160+BraveLINK』は『BraveGATE』と通信し、アプリケーション開発者はWebhook/RESTを使って簡単に双方向に通信を行えます。
この構成によって、不規則な『ネットワークエラー』に悩まされることなく、セルラーIoT用のサーバーを構築する必要もなく、すぐにアプリケーションと通信でき、PoC不要で、すぐにフィールドテストを開始可能で、量産化までの期間を確実に短縮します。
■12/9 Webinarで『BraveLINK』について講演
2021年12月9日(木)に開催されるWebinarにおいて、『nRF52(Bluetooth®LEマイコン)で簡単にセルラーIoT製品を実現する』というテーマで講演いたします。
セミナー名 |
手軽に始めるセルラーIoT〜nRF52シリーズでセルラーIoTへ拡張〜 |
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開催日時 | 2021年12月9日(木) 13:00~16:00 |
参加費 | 無料 |
主催 | 加賀デバイス株式会社 |
お申し込み | 参加希望者の氏名とメールアドレスを、加賀デバイス岸田<haruki_kishida@kgdev.co.jp>宛てにご送信ください。 |
タイムテーブル
時間 | セミナー内容 | 講演者 |
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13:00 | ●Bluetoothの最新市場情報 & デモ ●BluetoothからセルラーIoTへ拡張 |
ノルディック・セミコンダクター株式会社 代表取締役 山崎 光男 |
13:40 | ●nRF9160の概要 | 加賀デバイス株式会社 事業戦略統括部 技術部 技術一課 太田 文規 |
14:20 | ●IoTソリューションの概要とチャレンジ(直面する問題の実例) ●BraveGATEの概要/製品 |
株式会社Braveridge 代表取締役社長 小橋 泰成 |