株式会社Braveridgeは、小河川や用水路の冠水を検知、冠水後もリアルタイムに推移を把握可能で低価格な『冠水監視システム』を開発したことを2021年10月26日発表しました。
背景
近年、多発する豪雨災害を踏まえ、各自治体では水位計設置を含めた監視体制の整備が急務となっています。Braveridgeでは「ため池」への対策として、低価格で設置性のよい『ため池管理システム』を既にサービス化、自治体への導入を進めています。さらに、ため池だけではなく、市中に張り巡らされた小河川や用水路でも水位管理が求められており、その技術とノウハウを応用して、小河川や用水路に、よりかんたんに低コストで設置できる『冠水監視システム』を開発しました。
Braveridge Monitoring Service『冠水監視システム』
小河川や用水路の冠水を検知するリーズナブルな『冠水監視システム』です。冠水センサーの水位検出部が冠水したことを検知し、さらにその後の水位の推移を遠隔で継続監視することができます。
リチウム電池2本で約2年間の動作が可能、ソーラーパネルや外部電源が不要で設置がかんたんです。
小河川や用水路などにも導入しやすい低価格なシステムを実現しました。
なお、この『冠水監視システム』には、『ため池管理システム』同様に、Braveridgeが開発した短期間でIoTサービスを実現するためのハードウェアユニットシステム「PILEz(パイルズ)」と、IoTネットワークサービス「BraveGATE(ブレイブゲイト)」が使われています。
仕様
無線 | LTE-M |
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測定方式 | 水圧測定式 |
使用電源 | CR123A × 2本 |
電池寿命 | 約2年間
1回/日の死活監視で算出。冠水時のデータ通信回数により異なる。 |
データ通信 | 通常時 1回/日、死活データ送信 冠水時 任意の設定間隔で水位データ送信 |
価格(税抜) | 120,000円(予定) |
販売開始 | 2022年1月(予定) |
福岡県糸島市で試験運用開始
『冠水監視システム』は、福岡県IoT認定制度の認定製品「自治体向けソリューション」の新たなサービスとして開発されました。2021年11月より福岡県糸島市の2箇所で試験運用を開始いたします。
「第7回 IoT&5Gソリューション展」において『冠水監視システム』を出品
2021年10月27日(水)~29日(金)に開催される『第7回 IoT&5Gソリューション展』において、『冠水監視システム』を出品いたします。ご来場をお待ちしております。
第7回 IoT&5Gソリューション展 |
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開催日時 | 2021年10月27日(水)~29日(金) 10:00~17:00 |
開催場所 | 幕張メッセ 3〜6ホール |
小間番号 | 33-30 福岡県IoT推進ラボ((公財)福岡県産業・科学技術振興財団)ブース |
主 催 | RX Japan株式会社 |
無料入場券 | https://www.japan-it-autumn.jp/ja-jp/visit/inv-gate.html |