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株式会社Braveridge(以下、Braveridge)は、IoTデバイスを効率良く開発できるハードウェアユニットシステム『PILEz(パイルズ)』において、ELTRES、Sigfoxの2種類のLPWA通信ユニットの開発を決定、既に開発済みのLTE-Cat1、LTE-M、Bluetooth®の3種類と合わせて5種類の通信ユニットをラインアップします。

これにより、ユーザーはIoTセンサーデータを取得するにあたって、設置場所の実環境に応じて5種類のLPWA対応通信ユニットから最適な通信を選択することが可能になります。

2022年1月末受注開始予定の農業IoT『PILEz 水田用水位センサー』から、これら通信ユニットの選択が可能となる予定です。

5種の通信ユニット_2.png

『PILEz』は、センサーから、通信部、電源を分離しユニット化した画期的なハードウェアユニットシステム。構築するIoTサービスに必要な「センサー」と、用途や目的に応じた「通信ユニット」「電源ユニット」を組み合わせることで、圧倒的な短期間でのIoTデバイス開発を可能にしました。

Braveridgeでは、このPILEzの通信ユニットとして新たにELTRES版、Sigfox版を開発し、既に開発済みのLTE-Cat1、LTE-M、Bluetooth®と合わせて5種類の通信ユニットをラインアップします。

これまで、IoT製品に使われるLPWA規格の選択は、いずれか一つの規格が選択されてきました。しかし、山間部や農村部といった特殊環境での課題や問題というわけでなく、通信エリア内の都市部でも周辺環境による少しの違いに影響され、選択した1つのLPWA規格だけでは通信確実性を満たすことができないのが現実です。基地局の方向から見て、マンションやビルの影、戸建ての裏側、障害物などが通信の確実性を低下させます。これにより、IoT製品が環境や場所によって使用できないという事態が多発しています。しかも原因特定は困難です。確実な無線通信を一つの規格でカバーするのは現実的に不可能なのです。

PILEzでは、センサー部分を共有設計とし、通信ユニットを分離しました。そしてユーザーは、現場の環境に合わせて、PILEz対応の5種類のLPWA対応通信ユニットを選択可能です。センサーやアプリの使用感はそのままに、状況に合わせて通信ユニットを選択・変更可能となります。
 

・ハードウェアユニットシステム「PILEz」

 https://www.braveridge.com/product/archives/42


■農業IoT『PILEz 水田用水位センサー』

Braveridgeは、この「通信規格を選べる」センサーの第1弾として『PILEz 水田用水位センサー』を開発します。2022年1月末より受注開始予定です。

PILEz水田センサー_feature.png

■『水田用水位センサー ELTRES』を『ELTRES Days』に参考出品

Braveridgeは、2021年7月28日(水)~30日(金)に開催されるオンラインイベント『ELTRES Days』においてPILEzのELTRES通信ユニットを装備した『PILEz 水田用水位センサー ELTRES』を参考出品いたします。また、Braveridge代表取締役社長 小橋泰成 のライブセミナーも予定されています。多数のご参加をお待ちしております。
詳細はこちらをご覧ください。
7/28-30 ELTRES Days 出展・登壇のお知らせ