株式会社Braveridge(ブレイブリッジ、以下Braveridge)は、Raspberry Pi本体とセンサー間をBluetooth®トランスミッターでワイヤレス化し、さまざまな現場でのIoT構築を簡単にする新製品『BravePI(ブレイブパイ)』を、2023年11月9日より販売開始します。
製品情報Raspberry Piを使って簡単にワイヤレスIoTを構築
Raspberry Piは世界的に普及しているシングルボードコンピュータ(SBC)。IoT実現に向けたPoC(Proof of Concept:概念実証)や、実際に現場でのIoT環境構築に使われていることも少なくありません。
このRaspberry Piを使ってワイヤレスIoTを簡単に実現するのが『BravePI(ブレイブパイ)』です。
Raspberry PiはRaspberry Pi財団の登録商標です。
Raspberry Piに「BravePI メインボード」をスタックする形で装着。豊富なセンサーボード群から用途に応じたセンサーボードと「BravePI トランスミッター」をコネクタで繋ぐだけで、Raspberry Pi本体とセンサー間をワイヤレス化します。
ワイヤレス通信には、超低消費電力のBluetooth®LEを使用(※)、電池駆動タイプのトランスミッターを使えば、センサーを電源の無いところにも設置することができます。Raspberry Piは電源のある場所に置いたままで、広範囲のセンサーデータを収集可能です。
見通しで500m程度の通信が可能です。
特長
●センサーを電池駆動でワイヤレス化
●各センサーとトランスミッターは、コネクタで簡単に接続(半田付け不要)
●スマートフォンとの連携で設定がかんたん
専用iOSアプリ(無償)を使うことで、各トランスミッターとメインボードの紐付け、センシング間隔などが簡単に設定可能です。
●福岡県工業技術センターの「IoT導入支援キット」アプリと連携可能
PCで各種センサーデータをダッシュボード管理できるアプリケーション「IoT導入支援キットソフトウェア」を活用することで、アプリケーション開発無しで気軽にIoTをはじめることができます。
BravePI 製品ラインアップ
2023年11月9日 販売開始
- BVPMB-01 BravePI メインボード
- BVPTB-01 BravePI トランスミッター(CR123A)
- BVPTU-01 BravePI トランスミッター(USB)
- BVPS3-01 BravePI 加速度センサーボード
- BVPSB-01 BravePI 照度センサーボード
- BVPSR-01 BravePI 測距センサーボード
- BVPSTP-01 BravePI 熱電対センサーボード プッシュコネクタ
- BVPSTO-01 BravePI 熱電対センサーボード オメガコネクタ
近日販売開始予定
- BVPSA-01 BravePI ADCボード
- BVPSP-01 BravePI 差圧センサーボード
- BVPSO-01 BravePI 接点出力ボード
- BVPSID-01 BravePI 接点入力ドライボード
- BVPSIW-01 BravePI 接点入力ウェットボード
福岡県工業技術センターとの共同開発
Braveridgeが所在する福岡県の工業技術センターでは、生産現場での省人化や効率化・合理化のために中小企業のIoT実用化を推進、既存設備に後付けできるセンサーとRaspberry Piを使った「IoT導入支援キット」を活用した導入支援を行っています。「IoT導入支援キット」は、中小企業でもRaspberry Piを使ってかんたんに「見える化」を実現することができるキットとして福岡県内外で数多くの中小企業で広く活用されています。
『BravePI』は、この福岡県工業技術センターの「IoT導入支援キット」を、既存のRaspberry Piの実利用状況から、ユーザーの半田付けを不要の組立て仕様(コネクタ接続のみ)とし、より使いやすく、実用性と信頼性、拡張性を向上させ、さらにセンサーの無線化まで可能にするべく、福岡県工業技術センターとBraveridgeが共同で開発したIoT組立てモジュールです。
福岡県工業技術センター
https://www.fitc.pref.fukuoka.jp/
生産現場でのIoT活用のための『IoT導入支援キット』
参考価格(税込)
- BravePI メインボード: 19,800円
- BravePIトランスミッター: 8,800円
- 各種BravePIセンサーボード: 3,080〜13,200円
センサーによって異なります。
ご購入
11月9日より販売開始